3Kは本当にあるのか?

転職市場を見てみると、ある職種の求人の多さに気がつくはずです。そう介護職です。介護職は3K=汚い、危険、キツイのイメージが強く根付いています。これは間違ったイメージだと声を大にして言わせてもらいたい。3Kについて解説させていただきたい。

まずは汚い、これは主に排泄介助のことでしょう。実際に介護した人にしかわからないでしょうが、今の福祉用具は凄い高性能です。使用の仕方さえ間違えなければ排泄物が飛び散ることはありませんし、しっかり吸収されています。それに衛生上、ゴム手袋もしているので直接触ることはまずありません。

次に危険、介護職は有資格者です。初任者研修という旧ヘルパー2級同等の資格がありますが、それを持てる頃には知識や技術が身につき、安全な介護ができるようになっているはずだ。

最後にキツイ、これははっきり言って人によるとしか言いようがないでしょう。体力がない人が力仕事は向かないし、勉強ができない人が教員になれないのと同じです。他職種と比べても介護職は営業ノルマや外での力仕事はありません。高齢者の日々をサポートするのが仕事です。高齢化社会になり介護職の需要は高まるばかりです。今のうちに介護技術や知識を身につけていれば職に困ることはないでしょう。

中には収入のことで心配されている人もいるでしょうが、介護職には様々な資格があり、段階を踏めば一般企業と差はないはずです。国家資格の介護福祉士を取得し管理者になるのもよし、介護支援専門員になり介護保険のスペシャリストになることもできます。

低収入、結婚できないとの意見もあるがそんなことはありません。実際に施設の管理者は年収500万円程度の求人もあります。転職活動の際は国家資格も実務経験で取得できる介護職も視野に入れてみてはどうでしょうか。